« 1904年の青木繁(ブリヂストン美術館土曜講座) | Main | セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》(ブリヂストン美術館土曜講座) »

July 18, 2004

蒐集家・出光佐三のこころ(出光美術館)

「これが本物なら,いくらでももってこい.」 「絵唐津丸十文茶碗」を手にした出光佐三(当時54歳)は言ったそうな.これをきっかけに唐津焼が集まる.

『今から100年前、出光美術館創設者・出光佐三がまだ19歳の学生であった頃、当時それほど知られていなかった仙崖(←ガイは上の山がない字)の「指月布袋」の軸に目を留め、父に頼んで手に入れたのが出光コレクション形成の第一歩となりました。それ以降、古唐津、田能村竹田にはじまり、中国陶磁や青銅器、小杉放菴、板谷波山、さらにはルオーやサム・フランシスの作品へと蒐集は広がって、現在のコレクションの核となる逸品が集まっていったのです。』(出光美術館HPから)

7/17 出光コレクション誕生100周年「蒐集家・出光佐三のこころ」(出光美術館)を見てきた.仙崖・唐津・手鑑(奈良・平安がバンバンある.)など蒐集品には禅味があふれるが,蒐集に対する姿勢は精神世界の悟りを求める禅とは程遠く,物欲に徹底している.まさにコレクター.金に糸目は付けずって感じ.「私の好きなものは,こつこつと買っては倉庫にいれて,積み重ねておいた」結果,仙崖・唐津のいいものは全部集めたらしい.また集めたものも,出光コレクションの宝ではなく,日本人の宝である,と大切にしたらしい.出光美術館自体,蒐集品を散逸させないために作った.出光佐三カッコイイぞ.

仙崖は味があって面白い.当時は禅僧の伝記などがあって出光佐三もよく読んだそうだ.仙崖の軸にあるエピソードなどもわかると面白そうだ.出光が19歳のときに最初に求めた「指月布袋」にも「を月様幾ツ 十三七ツ」と書かれているが,なんのことやら.ほかの軸も仏教・禅のエピソードを基にしているらしい.面白そうなので「仙崖カレンダー」予約してきた.

|

« 1904年の青木繁(ブリヂストン美術館土曜講座) | Main | セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》(ブリヂストン美術館土曜講座) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40638/994016

Listed below are links to weblogs that reference 蒐集家・出光佐三のこころ(出光美術館):

« 1904年の青木繁(ブリヂストン美術館土曜講座) | Main | セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》(ブリヂストン美術館土曜講座) »