フルクサス展-芸術から日常へ(うらわ美術館)
うらわ美術館でフルクサス展を観てきた.
フルクサスはジョージ・マチューナスを中心とした60~70年代の前衛芸術だそうだ.
うらわ美術館に行くのは今回が初めて.サイトを確認してみると,「地域ゆかりの作家」と「本をめぐるアート」を基本にコレクションを収集しているようだ.
今回のフルクサス展も「本をめぐるアート」に軸足があるように感じた.フルクサスの命名者,ジョージ・マチューナスのデザインした出版物など印刷物が多かった.
美術館でみると美術品に見えないこともないが,立ち止まって鑑賞するような作品はほとんどなかった.「美術館より博物館だな」と思ったのだが,それは展示品が美術品というよりは資料に近いと感じたからだ.当時は前衛でおもしろかったかもしれないが,今は資料でしかない.
「卓球」や「ピアノ演奏」,オノ・ヨーコの「釘を打つための絵」など観客が参加できる展示もあったが,面白くない.これらが今の時代のものではないからだと思いたい.これらもフルクサスの遺品でしかない.センスが(いや,おそらく技術が)フルクサイのだ.現在の前衛芸術でフルクサスと対比できるようなものなどが展示されていたら面白かったかも.
痕跡展のような,観客に考えさせるパズルのような仕掛けがないのが,ちと寂しかったが,30年前の前衛芸術を知ることが出来たのでよかった.
まあ,こういうのもアリかなとも思う.
今回の展覧会は,はろるど・わーどさんの記事に触発されて見に行きました.
('05 2/11)



Comments
おけはざまさん、こんばんは。
TBとコメント、どうもありがとうございました。
>当時は前衛でおもしろかったかもしれないが,今は資料でしかない
そうですね。
私も博物館で資料を見ている気分となりました。
>現在の前衛芸術でフルクサスと対比
これは面白そうですね!
確かにこういう企画も織り交ぜていれば、
見方がもっと変わったかもしれません。
Posted by: はろるど・わーど | February 12, 2005 at 10:18 PM
はろるど・わーどさん
こんばんは.コメントありがとうございます.
うらわ美術館には初めて行きました.小さい美術館ですが,また今回のような思い切った企画展がみたいです.
では,また.
Posted by: おけはざま(管理人) | February 13, 2005 at 10:20 PM