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July 10, 2005

小林古径展(後期)(東京国立近代美術館)

07_10_2

後期も楽しめた.(前期の感想はこちら

「竹取物語」,「雨」,「花」などが気に入った.「柿」や「栗」も印象深い.

そして「孔雀」.直球勝負の画題・構図に画家の力量があらわれていると感じた.すばらしいバランスだ.

前期では,エロスなら「踏絵」,萌えなら「丘」,色気なら「河風」と感じた.
後期では,エロスなら「髪」,萌えでも「髪」,色気なら「花」かなあ.
(「機織」も萌え作品なのだが通期展示なので,あえて入れない.)

<エロスな一点>
今回は「髪」.
乳房をだしているからエロス,というわけではない.

「髪」がエロス! 短く無造作に切られた髪だ.

「髪」には二人の女性が描かれている.髪を梳いてもらっている女性と,髪を梳いている女性だ.

髪を梳いてもらっている女性は上半身裸で正座している.右手を左腿の付根におき,左手は右腿の先においている.クロスした腕は体を支えるように硬い印象だ.太い腰も,あらわな乳房も,顔の表情も硬い.髪だけがたっぷりと長く,やわらかい.

髪を梳く女性は,膝立ちで,左手に髪を抱き,右手の櫛で梳いている.その表情!長い髪に焦がれるような表情!うっすらと頬を染めている.その女性の髪は無造作に短く切られている.そして耳のところのほつれがまたイイぞ.

髪を梳く女性を美しいと感じると,もうこの女性が主人公になるんだよな.
(☆☆☆☆★)
(7/9)

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Comments

こんにちは。
後期も行かれたのですね!
「髪」の展示期間短いですよね~

感想良い感じですね。
髪を梳く女性確かに見逃せません。
視線が次の動作に移ろうとしていますよね。

さてさて、ご連絡したいことあります。
ご面倒かもしれませんが
メール頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。

Posted by: Tak | July 10, 2005 at 03:52 PM

Takさん,こんばんは.

コメントありがとうございます.

>感想良い感じですね。
恐縮です.
しかし,古径の描く女性は本当に味わい深いです.
ファンになりました.

Posted by: おけはざま(管理人) | July 10, 2005 at 10:03 PM

こんばんは。
「髪」、仰る通り「『髪』がエロス!」だと私も思いました。
仄かに湿り気を含みながら、
驚く程深い質感で一本一本丁寧に描かれていましたよね。
本当に素晴らしい作品でした。

Posted by: はろるど | July 16, 2005 at 12:30 AM

こんばんは。
後期も行ってきました。

私は『羅浮仙』が良いなと思ったのですが、エロスという
のとは違うかもしれません。色気でしょうか...
萌えなら『筝三線』.の二枚組みがなかなかだと思いまし
た。安珍を追いかける清姫も迫力がありました...

Posted by: lysander | July 16, 2005 at 02:50 AM

はろるどさん,こんにちは.

コメントありがとうございます.

>仄かに湿り気を含みながら、
驚く程深い質感で一本一本丁寧に描かれていましたよね。

本当に,髪の匂いが,しそうな感じですよね.

Posted by: おけはざま(管理人) | July 16, 2005 at 09:15 AM

lysanderさん,こんにちは.

『羅浮仙』ですか.神々しすぎます.

>萌えなら『筝三線』.
これは,同意!
二枚組みじゃなくて”二人組み”萌えでしょう.


Posted by: おけはざま(管理人) | July 16, 2005 at 09:30 AM

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