September 08, 2006

月光菩薩立像”模造”(竹内久一)

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(東京国立博物館 2006.8.19撮影)

月光菩薩立像”模造”(1891) 竹内久一(1857-1916)作.
オリジナルは東大寺法華堂(8c).
東博2Fの飛鳥・奈良の仏教コーナーには仏像(玉虫の厨子の時もあったが)の模造品が展示されている.最近,この模造品を見るのが楽しみのひとつになっている.

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これは,同じく竹内久一の作.「神鹿」(1912)

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May 01, 2006

「花の影」(2)朝倉文夫(@目黒区民センター)

新しい標準レンズを買った.目黒区美術館のそばにある朝倉文夫の「花の影」を撮影してみた.
この彫刻,かっこいいんだよな.

この彫刻の写真は以前にも記事にしている.(リンク

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October 25, 2005

シュテファン・バルケンホール(東京オペラシティアートギャラリー)

「シュテファン・バルケンホール|木の彫刻とレリーフ」をみてきた.

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今年の春,大阪の国立国際美術館に行ったとき,エスカレータからシュテファン・バルケンホール展の準備をしているのが見えた.大きな木箱から彫刻が出されて展示されるところだった.そのとき初めてシュテファン・バルケンホールの名前を知った.印象深いイイ名前だ.そのシュテファン・バルケンホール展が東京に来ている.

『シュテファン・バルケンホール(1957-)は現代ドイツを代表する彫刻家で、1980年代初頭から主に人物や動物をモチーフにした木彫の作品を制作しています。』(チラシから)

この展示も「日本におけるドイツ年2005/2006」の企画だ.

感想だが,とにかく巧い.カッコイイ.かなり好きになった.

彫刻は,仏像で言うところの一木造だ.台座も含めて一本の木から,幅の広いノミで彫られている.彫り方は荒く,ノミの勢いを感じるが,造形はとても写実的で細やかだ.そして,一番驚いたのは木の色.人物を彫った彫刻は目や髪,衣服は着色されているが,肌には着色されていない.木の色のままだ.それが,とてもリアルな肌の色に見える.

展示はレリーフ,人物像,動物像などあり楽しめる.動物像もリアルで面白いし,風景画,連続模様のレリーフも独特な立体感があって味わい深い.
(10/22)

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September 18, 2005

ハンス・アルプ展(群馬県立館林美術館)

ハンス・アルプ展を観てきた.場所は群馬県立館林美術館.
ハンス・アルプ展は川村記念美術館で観ているのだが,館林美術館での展示に興味があった.

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具体的には,大きな窓を持つ第一展示室(拙ブログの記事へのリンク.写真上が第一展示室.)にアルプの作品をどのように展示するのかに興味があったのだ.

展示の違いで作品の見え方が大きく異なることは感じていた.しかし,先日の大原美術館の工芸館や日本民藝館の展示をみて,展示室を含めた展示そのものに感銘を受けることがあることを知った.

館林美術館の第一展示室は美しい展示室だ.そこにアルプがどのように展示されるのか.期待を裏切らない展示であった.

まず,ハンス・アルプ(1886-1966)について書いておく.アルプはドイツのシュトラースブルクにうまれた.シュトラースブルクはドイツとフランスの境にあり戦後はフランス領となっている.父はドイツ人,母はアルザス地方の人で,アルプもドイツ語とフランス語が使えたそうだ.やがてパリの美術学校に進み,画家・詩人として活躍を始める.そしてダダやシュールレアリスムなどの芸術運動に参加するなかで独自の芸術世界を確立していく.(チラシとジュニアガイド(子供向けの解説)から拾い書き.)

さてアルプ展だが,第一展示室から見ていく.入って正面にある「植物的銃眼のある敷居」は川村記念美術館では印象の薄い作品であったが,広い場所に置かれると存在感がある.そして,左側の作品から見ていく.「ユリまたは象の牙」はアルプらしい植物的な曲面が一部先鋭な稜線をもつ作品.曲面が交わるところにうまれる鋭い稜線は第一展示室の梁にみられる稜線の美しさと共通するものがある.そして,窓際の作品をみていく.「三美神」や「小劇場」は(「植物的銃眼のある敷居」もそうだが)板をくりぬいて作ったような形の彫刻だ.窓を背にして展示されているとなかなかイイ感じだ.そして,右側の壁沿いには10数点の彫刻が並ぶ.ブロンズの作品が多いのだが,それぞれ色合いが異なり,金色にメッキされたものなどもあり,ずらりと並んだ様子もカッコイイ.

アルプの彫刻作品は触ってみたくなる.その冷たさや滑らかさ,量感を肌で感じてみたいものだ.

第一展示室のことばかりになってしまったが,その他の展示室もゆっくりと作品を観ることができる.というか,館林美術館は今回が2回目で,ともに午前中に入館しているがとても空いていたというか,ほとんど人がいない.大丈夫か?

ほかの展示室の展示もそれなりに楽しめた.コラージュなどはあまり面白くなかった.アルプは詩人でもあり,文字に関心を持っていたようでルーン文字を題材にしたような作品もあるのだが,色彩に関してはあまり関心がなかったのではないだろうか?モノトーンの作品が多い.マティスの切り絵作品などと比べると物足りなく感じる.

最後に館林美術館のレストランについてふれておく.オレンジショコラケーキとハッシュドビーフが自慢のレストランだ.料理の知識もないのだが解説してみる.ケーキはシフォンケーキとパウンドケーキの中間くらい堅さで,オレンジピールが甘すぎないチョコの味を引き立たせている.ハッシュドビーフは柔らかな肉もおいしいのだが,甘いにんじんやカボチャ,味の濃いブロッコリなどが好印象.ピクルスの酸味が全体の味を引き締めている.

館林美術館の次回展示は「鵜飼美紀+辻和美 -光のかけら-」という第一展示室を使ったインスタレーション作品だ.これもまた楽しみだ.

(9/17)

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July 31, 2005

模写・模造と日本美術(東京国立博物館)

この展覧会はちょっとすごかった.きっとまた行くだろう.

模写・模造の展覧会なのだが・・・

会場に入るといきなり,浄瑠璃寺の吉祥天像(模造)だ.こういうママが客を出迎える店は安くない.(しかし,この特別展は平常料金でご覧いただけます♪)

そして会場の仏像,すごいぞ!おい!

百済観音像(法隆寺),広目天(東大寺),月光菩薩(東大寺),などなど,さらに無著・世親像(興福寺)まで!
こんな豪華なメンバーが集まるなんて,なにかのチャリティーコンサートですか?(決して「ものまね王座決定戦」ではない!)

九面観音像(法隆寺)の模造は森川杜園によるもの.このディテールもすごい.

模写・模造というと”贋物”のイメージを持っていたが,目からウロコだ.

絵巻では,餓鬼草子や平治物語絵巻.写真や印刷よりも模写がいいなあ.

書では平家納経や本願寺本三十六人家集がすごいぞ.こんなの模写するか!できるのか!

日本画では,大観による牧谿,雪舟の模写がある.雪舟いいなあ.傷みがないし.

工芸品のレプリカも侮りがたし!

正倉院宝物のレプリカがすごいぞ.螺鈿細工のすばらしい琴やハープ,琵琶.まさに宝物!

そして,法隆寺金堂壁画と高松塚古墳壁画.模写をみると失われた現物の大切さがわかるなあ.

今日は「遣唐使と唐の美術」という企画展をみたあと,「模写・模造の日本美術」を見たのだが,遣唐使展ふっとんだな.(井真成さん,ごめんなさい.)

さらに,平成館と本館の間でおこなわれている「文化庁購入文化財展」!

「郡仙図」(曾我蕭白)! おい,なんでこんなところにあるんだよお~.通勤電車で有名人に出会ったような驚きだ. 「かりがね帖」なんかもある! グッジョブ,文化庁! オイラの所得税も「郡仙図」や「かりがね帖」の購入費になるなら納得だ.

9/11まで.またいくぞ!

ちょっと乱暴な記事になったな.(7/31)

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July 26, 2005

ヴァンジ彫刻庭園美術館

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ヴァンジ彫刻庭園美術館にいった.静岡県のクレマチスの丘にある.

クレマチスの丘にはヴァンジ彫刻庭園美術館のほかに,ビュフェ美術館・井上靖文学館・木村圭吾さくら美術館と複数のレストラン・カフェなどがある.

庭園の彫刻はゆったりと場所をとり,建物・景観に調和していた.いろいろな角度から見て楽しむことができた.

館内にも多数の作品がある.人間の形をした彫刻は,生身の人間の弱さをはらんでいるような,どこか痛く,やわらかい印象をうける.ただの大理石や銅がヴァンジの手により人間の形をとることで,人間の本性をも体現したかのようで怖い.

このような単一作家の美術館は,作家の世界に踏み込んだようで,味わい深いな.
(7/24)


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July 07, 2005

彫刻の小径(@多々良沼)

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群馬県立館林美術館のそばに彫刻の小径がある.林の中の約2kmの道沿いに約40点の彫刻が点在する.
本当に林の中だ.小径も当然,舗装されていない.
自然の中にある彫刻は”展示されている”という感じではなく,”そこに在る”という印象を受けた.
写真上は「夢」(作者は覚えていない・・・).写真下は題名・作者ともに覚えていない.orz

-追記-
写真上:「夢」(藤野天光)
写真下:「鳩と少女」(細川宗英)

けいさん,ありがとうございました.


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April 29, 2005

「緑の賛歌」本郷新(@大阪 中ノ島公園)

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『あなたのまちの本郷新、写真で送ってください 』

「札幌出身の彫刻家、本郷新が今年生誕100年を迎えるのを記念し、札幌彫刻美術館とNPO法人シビックメディアは、全国に点在する本郷新の作品の写真を集め、ウェブ上、および同美術館で公開する計画を立てました。」

上記の企画が進行中です.
Takさんのblog「弐代目・青い日記帳」で知りました.

ということで,旅行で行った大阪の中ノ島公園で,本郷新の「緑の賛歌」を写真に収めました.
とても高いところにありました.望遠レンズを持っていかなかったので小さく写っています.

上記のリンク先に野外彫刻所在地リストがあります.結構,いろいろなところにありますよ.
あなたの近所や,おでかけ先にもあるかもしれません.写真を撮ってみると野外彫刻の魅力が倍増するように感じます.写真を撮って送ってみよう.5/16必着でデジタル写真のメールによる応募もOKです.

ぼくも,GW中にいずれの彫刻か写真に収めて送ってみようと思ってます.

(4/23撮影)

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April 16, 2005

ハンス・アルプ展(川村記念美術館)

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天気がいいので川村記念美術館に行った.企画展は「ハンス・アルプ展」.

シャンプーの入れ物にしたくなるような形をした大理石の彫刻や,”銘菓ひよこ”のようなブロンズ彫刻など彫刻作品が面白かった.絵画やコラージュのような作品も多くあったが,いまひとつであった.

ハンス・アルプは形には興味があったが,色にはあまり興味がなかったようだ.

「ベルリンの至宝展」もそうだが,「ハンス・アルプ展」も”日本におけるドイツ年”企画らしい.

常設展では,ルノワール,モネ,藤田,レンブラントはおなじみ.酒井抱一の屏風がかっこよかった.

池のまわりの桜は散ってしまっているが,奥に行くとしだれ桜が満開だった.
(4/16)

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March 28, 2005

山梨県立美術館

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山梨県立美術館にいった.ミレーが有名な美術館だ.「種をまく人」は思っていたより暗い絵だった.暗すぎて絵に入り込めない感じだった.(ちょっとガッカリ.)「落ち穂拾い,夏」は小さいがいい感じだ.ぼくの持っていたミレーの印象はこういう感じだ.

ミレー以外のバルビゾン派もそろっている.クールベの「川辺の鹿」があった.クールベは鹿が好きだなあ.ブールデルのケンタウロスの素描があった.(野外彫刻のデッサンか?) ブールデルはロダンに弟子入りしていたそうだ.野外彫刻のケンタウロスも首を曲げているところはロダンのアダムに似ている.

写真は野外彫刻.

上左:「カモシカと少年」(佐藤忠良)
上右:「ケンタウロス」(ブールデル)
下:「リトル・バード」(ボテロ)

('05 3/21観覧,3/28記事)


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February 26, 2005

「横たわる人物」ボテロ(@埼玉県立近代美術館)

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「横たわる人物」 1984
フェルナンド・ボテロ作

レンズ:50mm F1.4 フィルム:SINBI200
('05 2/11撮影)

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February 20, 2005

踊るサテュロス(東京国立博物館)

02_26_1快楽と陶酔.「踊るサテュロス」はそんな印象だった.酒によって踊る青年の裸身は筋肉質だが,アスリートの体のようなストイックさはなく,快楽的だ.また宙を泳ぐ目線は瞳の象嵌が失われ,文字通り虚ろだ.緩んだ口元も恍惚感がでている.像は両手,右足を失っているが,右足を軸に,左足で蹴りだして旋回しているところだ.両手は左右に広げていたらしい.

両手・右足を失い,頭に穴をあけて恍惚と旋回するサテュロスには妖しい美しさがある.決して健康的な躍動感ではないと感じた.

サテュロスはギリシャ神話のキャラクターで,酒神ディオニソスの従者だ.(ディオニソスはギリシャ語でラテン語ではバッカス.)「踊るサテュロス」は1998年にシチリア島沖で漁船の網にかかったギリシャの銅像で,3月13日まで東京国立博物館で展示されている.その後は愛知万博のイタリア館で展示される.
('05 2/19)

-以下,覚書-
「踊るサテュロス」を見る前に,「踊るサテュロスについて」という特別講演会を聴いた.講師は東京大学教授の青柳正規氏.

「踊るサテュロス」は中世に建てられた聖エジディオ教会堂に展示されている.

1998年3月5日,水深480mから引きあげられた.

青銅のスズの含有量が多いので,ローマ時代のものに似ているが,技術的な面ではギリシャ時代のものと考えられる.

454年に最後の沈船の記録がある.ローマからカルタゴに戦利品を運んでいた船が沈んだ.その積荷か?可能性はあるが特定できない.

サテュロスは失われている右足を軸(支脚)にして旋回している.通常は目を回さないように視線を固定するが,サテュロスは目を回す意図で旋回しているかもしれない.そういう宗教もある.

Paolo Moreno氏の説.制作年代は紀元前4世紀第2四半期.Praxiteles(ギリシャ最高の彫刻家 プラクシテレス)の作品.

liburna船 ”satura”の船首像.

単一像ではなく,群像であった.ディオニソス,マイナス.

馬に近い尻尾を有した.

髪の毛は彫刻してある.ギリシャ時代の手法.

左手にはディオニソスの象徴である豹の毛皮を掛け,酒盃を持ち,右手にはティルソス(霊杖)を持っていたかも.同様の意匠のカメオが現存する.

ギリシャ彫刻の課題→彫刻に動きを表現する.
Polykleitos作”Doryphoros” 右足に体重をかけて立っている.直立ではない.静止像に動きを表現している.
Myron作”discobolos” 円盤投げの像.前450年.
Praxiteles 前400~330.まだ「踊るサテュロス」ほどの動きはない.
Skopus作 「マイナス」体のねじれ.
前3世紀後半 「踊るファウノ」 ポンペイ.体のひねり.
「踊るサテュロス」の激しい動きは,前3~2世紀と推定される.

サテュロスは意匠として人気があった.右手に霊杖(ティルソス),左手に酒盃と豹の皮(ディオニソスの象徴).
ボルゲーゼの壺(ルーブル)にもサテュロスが描かれている.

リアーチェの青銅像(海から見つかった)と同様にサテュロスも失蝋法により作られている.

失蝋法では鋳造時に補修の必要な穴ができるが,その補修が丁寧になされている.ギリシャ時代の補修法.

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February 14, 2005

「杏」と「みどり」(@静岡県立美術館)

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上:「みどり」(佐藤忠良)
下:「杏」(舟越保武)
@静岡県立美術館 彫刻プロムナード

'05 2/5 撮影 50mmF1.4 TMAX400

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February 05, 2005

「巨きな(おおきな)馬」ブールデル(@群馬県立近代美術館)

群馬県立近代美術館の前にある大きな馬の彫刻.作者はエミール=アントワーヌ・ブールデル(1861-1929).
人が乗っていないのがカッコイイな.と思った.しかし,館内でもらった解説カードをみると,「アルヴェール将軍記念碑」の馬の習作だったらしい.(1/22撮影)
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February 02, 2005

「アダムとエヴァ」ロダン(@国立西洋美術館)

chiiko通信さんに1月15日に国立西洋美術館へいった記事があった.

『すべて見終えたあと、ロビーのソファに座って
美術館の前庭をしばらく眺めていた。
ロダンの「考える人」「カレーの市民」の彫刻が冷たい雨に打たれて
ものすごく絵になる風景だったが、そこに絵を描く人はいなかった。(chiiko通信さんより引用)』

ちょうど同じ日に西洋美術館で写真を撮ったので記事にしてみる.
ロダンの「アダム」と「エヴァ」.「地獄の門」の左右にわかれて立っている.

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November 11, 2004

「花の影」朝倉文夫(@目黒区民センター)

目黒区民センターで朝倉文夫の彫刻「花の影」を見つけた.
先日,本郷新の「奏でる乙女」を見て,野外彫刻も面白いなと感じた.いままで見過ごしていたが,よく見ると味わい深い.いいケツしてる. 

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October 30, 2004

「奏でる乙女」本郷新(@六本木交差点)

本郷新という彫刻家をはじめて知った.当blogにコメントを下さるTakさんのblogに記事があったのだ.

いままで街の彫刻にあまり関心を向けたことがなかった.

本郷新の作品は東京にもある.そこで六本木交差点に「奏でる乙女」を見にいった.

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今日は雨.乙女は雨の中でギターを奏でていた.

なかなか素敵な感じの女性だ.

六本木交差点には大型スクリーンに流される広告の無遠慮なサウンドが満ちていたが,乙女の前だけは無音のギターにノイズが打ち消されているように感じた.

(10/30)

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October 11, 2004

〈彫刻〉と〈工芸〉 (静岡県立美術館)

 静岡県立美術館で”〈彫刻〉と〈工芸〉 近代日本の技と美” という企画展を観てきた.
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 「まろ茶 ひとひら」のボトルの伊藤若冲に感動し,伊藤若冲を調べていたら,静岡県立美術館のHPにぶつかった.若冲の絵は.現在公開されていないが,企画展が面白そうなので行ってきた.

 お目当ては「自在置物」.先日,東京国立博物館の「万国博覧会の美術 展」で鷹や海老,龍,蟷螂の自在置物に感動し,すっかり自在置物が好きになったのだ.自在置物は,金属製のリアルアクションフィギュアだ.江戸時代になって,仕事のなくなった甲冑師がつくったそうだ.

 今回,静岡県立美術館で見た自在置物も感動的だった.カマキリ・ショウリョウバッタ・トノサマバッタ・キリギリス・アゲハチョウ・カミキリムシ・トンボ2種・セミ・スズメバチ・クワガタ・カブトムシの12種類.高瀬好山の作で三井文庫蔵.明治から昭和初期の作品らしい.バッタの羽の佇まいが美しい.カミキリムシの可動触覚がすごい.そして,スズメバチの羽.スズメバチはかっこよすぎ.顔といい腹といい,完全なリアルではなく,工芸品的にアレンジされてるところがイイ.クワガタの顔もチャーミングだ.脚や羽のジョイント部を単眼鏡で眺めたが,よくできている.手にとって動かしてみたい!

 自在置物は会場入ってすぐにあったが,以降の展示も味わい深いものだった.

 竹内久一の木彫が数点あったがかっこよかった.米原雲海の「仙丹」は以前にどこかで見たことがあるが,あやしい感じがイイ.高村光太郎の「手」(ブロンズ)は朝倉文夫の所蔵品だった.高村と朝倉はライバルだったそうだ.この「手」がカッコイイ.チラシには高村の「腕」が載ってるが,「手」のほうが好きだ.朝倉の作品もあった.
佐藤朝山の「白菜」(木彫)は,彩色がはげているが,白菜の芯のみずみずしさが感じられる.佐藤の弟子,宮本理三郎の「たまねぎ」「雨蛙」もリアルでイイ.同じく,佐藤の弟子,横田七郎の「めざし」は感動.グッとくるものがあった.他にもいい作品が多数あった.

 収蔵品展もよかった.そして,ロダン館.

 ロダン館はいい.彫刻はこういう環境で見れたら最高だ.屋外にある彫刻もイイが,背景がシンプルなロダン館でみる彫刻はすごい存在感がある.SF映画の中のようだ.地獄の門もすばらしい.階下の展示室には地獄の門の鋳造風景が展示されていて,これもなかなか良かった.

 レストランも良かった.窓の外の景色も.

 来年2月には「若冲と京の画家たち」という展示があるそうだ.また行きたい.ポイントカードもらったし.
(10/10)

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July 04, 2004

アサクリック(朝倉彫塑館)

「勝手気儘なアサクリックでゆくか。」(朝倉文夫)
アサクリックという言葉は,彫刻家 朝倉文夫の造語で自筆の建築記である『我家吾家物語譚』に記されている.

7/3 朝倉彫塑館(台東区谷中)にいった.朝倉彫塑館は朝倉自身が設計した自宅のアトリエに作品が展示されている.彫刻もすばらしいが,この建物自体が大変面白い.建物は数奇屋造りで,当然,靴を脱いでおじゃまする.最初はアトリエで朝倉の彫刻を味わい,そして,趣味人 朝倉を味わう.書斎に並ぶ本,コレクションの数々,瓦や照明,タイルの張り方に至るまで手を抜いたところがない.そして庭.巨石を配した池には鯉がおよぐ.楓の葉の間を抜けた陽光が池にさしこむ.一階の書斎以外の部屋からは庭が眺められる.見学者は縁側に座って庭をゆっくり眺めることができる.昼寝したくなるほど気持ちいい.朝倉彫塑館では朝倉の自宅にあがりアトリエで彫刻をながめ,書斎や居間,茶室に通してもらうことで朝倉を親しく知ることができる.最高の美術館だと思う.

朝倉彫塑館から上野まで歩き,黒田記念館・奏楽堂・国立博物館・科学博物館と回った.黒田記念館に入ったのは初めて.「湖畔」など展示されていた.「残雪」という作品気に入った.黒田記念館以外は「ぐるっとパス」.(黒田記念館は無料!)

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