September 08, 2006

月光菩薩立像”模造”(竹内久一)

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(東京国立博物館 2006.8.19撮影)

月光菩薩立像”模造”(1891) 竹内久一(1857-1916)作.
オリジナルは東大寺法華堂(8c).
東博2Fの飛鳥・奈良の仏教コーナーには仏像(玉虫の厨子の時もあったが)の模造品が展示されている.最近,この模造品を見るのが楽しみのひとつになっている.

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これは,同じく竹内久一の作.「神鹿」(1912)

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July 24, 2006

天燈鬼”模造”(森川杜園)

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(東京国立博物館 2006.5.20撮影)

天燈鬼”模造”(1881 縮尺1/2) 森川杜園(1820-94)作.
興福寺にあるオリジナルは康弁作(1215).

以前に『模写・模造と日本美術』(東京国立博物館)のなかで森川杜園の「九面観音像(法隆寺)の模造」をみてその超絶技巧に感動した.縮尺1/2の天燈鬼・龍燈鬼の模造もオリジナルの退色や傷みまで写したすごい作品.フィギュア文化の源流ではないだろうか.森川杜園の作品をまとめて見る機会がほしいなあ.


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July 31, 2005

模写・模造と日本美術(東京国立博物館)

この展覧会はちょっとすごかった.きっとまた行くだろう.

模写・模造の展覧会なのだが・・・

会場に入るといきなり,浄瑠璃寺の吉祥天像(模造)だ.こういうママが客を出迎える店は安くない.(しかし,この特別展は平常料金でご覧いただけます♪)

そして会場の仏像,すごいぞ!おい!

百済観音像(法隆寺),広目天(東大寺),月光菩薩(東大寺),などなど,さらに無著・世親像(興福寺)まで!
こんな豪華なメンバーが集まるなんて,なにかのチャリティーコンサートですか?(決して「ものまね王座決定戦」ではない!)

九面観音像(法隆寺)の模造は森川杜園によるもの.このディテールもすごい.

模写・模造というと”贋物”のイメージを持っていたが,目からウロコだ.

絵巻では,餓鬼草子や平治物語絵巻.写真や印刷よりも模写がいいなあ.

書では平家納経や本願寺本三十六人家集がすごいぞ.こんなの模写するか!できるのか!

日本画では,大観による牧谿,雪舟の模写がある.雪舟いいなあ.傷みがないし.

工芸品のレプリカも侮りがたし!

正倉院宝物のレプリカがすごいぞ.螺鈿細工のすばらしい琴やハープ,琵琶.まさに宝物!

そして,法隆寺金堂壁画と高松塚古墳壁画.模写をみると失われた現物の大切さがわかるなあ.

今日は「遣唐使と唐の美術」という企画展をみたあと,「模写・模造の日本美術」を見たのだが,遣唐使展ふっとんだな.(井真成さん,ごめんなさい.)

さらに,平成館と本館の間でおこなわれている「文化庁購入文化財展」!

「郡仙図」(曾我蕭白)! おい,なんでこんなところにあるんだよお~.通勤電車で有名人に出会ったような驚きだ. 「かりがね帖」なんかもある! グッジョブ,文化庁! オイラの所得税も「郡仙図」や「かりがね帖」の購入費になるなら納得だ.

9/11まで.またいくぞ!

ちょっと乱暴な記事になったな.(7/31)

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July 15, 2005

百済観音(@東京国立博物館)

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はるかな星が ふるさとだ♪

観音菩薩立像(百済観音)(模造) 昭和8年(1933)・原品=飛鳥時代・7世紀

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June 16, 2005

東京大仏(2)(@乗蓮寺)

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阿弥陀,よふけすぎに♪
動くと怖いだろう♪
Silent night♪  Holy night♪

東京大仏 昭和52年建立 像高8m 重さ22トン
(東武東上線 下赤塚駅 徒歩15分)
(6/12撮影)

前回はこちら

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April 03, 2005

中宮寺 菩薩半跏像(東京国立博物館)

04_02_0この像は弥勒菩薩と思っていたが,菩薩とのみ表記されている.調べてみると中宮寺では如意輪観音として信仰しているらしいので配慮しているのかも.国宝としては菩薩半跏像ということなのだろう.

中宮寺の菩薩半跏像は飛鳥時代の作で,世界最古の寄木作り.有名なアルカイック・スマイルの口元は照明の関係であまりはっきり見えなかったが,くるぶしに載せられた左手の指先,そして口元に添えられた右手の指先の表情はすばらしいと感じた.

癒されるというよりは突き放されるような感じかもしれない.この像は時間が止まっているように感じた.実際に飛鳥時代に作られ,1300年以上,同じ姿で存在してきたのだ.弥勒菩薩は56億7千万年後に悟りをひらいて仏になるという.それまでは自分の思惟のなかで自分の修行を続けていくのかもしれない.
('05 3/27)

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January 15, 2005

唐招提寺展(東京国立博物館)

01_22_1東京は雪の予報だったが,午前中は静かな雨.上野駅を出てもいつもの混雑はなかった.
写真など撮りながら東京国立博物館へ.企画展は唐招提寺展だ.

展示室1には,唐招提寺の金堂を再現している.中央奥に盧舎那仏坐像.その手前に梵天・帝釈天立像.取り囲むように四天王というフォーメーションだ.四天王の表情がカッコイイ.この頃の四天王はまだ邪鬼を踏んでいない.盧舎那仏は大きい.特に頭が.自然と目がお顔に向く.蓮台・光背のない状態での展示なのでフルパワーではないが盧舎那仏の宇宙的な存在感を感じることができる.つぎの部屋で実際の金堂内部の写真を見ることができるが,もっと密な配置になっている.盧舎那仏の左右には千手観音・薬師如来が立ち,その周りを梵天・帝釈・四天王が取り囲んでいるが,その間隔は狭い.金堂が修復され一般公開されたら,金堂で見てみたいものだ.

展示室2には,金堂の平成の大修理に関する資料などが展示されている.瓦など.隅鬼がおもしろい.金堂の軒を支える部材だが,鬼の形に彫刻されている.

展示室3に行く前に,バーチャルリアリティシアター(笑)がある.実際は,大画面でCGを用いた金堂の解説(15分)をみるだけ.一番前の席でみたが,結構アトラクション感があったと思う.

展示室3は鑑真和上像がおわす御影堂を再現している.展示物は東山魁夷の障壁画と鑑真和上像.鑑真和上像の存在感は感動的だった.閉じた目の表情.語りたげな薄い唇.1200年前,日本に仏教の戒律を伝えた高僧にお会いできた満足感があった.

今回の展覧会は鑑真和上との出会いに尽きる.

(05' 1/15)

―これから展覧会にいく人に―
会場の音声ガイド使用率が高かったので,ぼくも借りてみました.ナレーションが寺尾聰です.解説時間は40分.あまり印象的な内容はなかったような・・・
唐招提寺2010プロジェクトのHPをみていくといいかも.”これまでの歩み”には展覧会の動員数まで出てます.鑑真和上のご苦労がしのばれます.
平成館の関連企画「仏像のひみつ」がおもしろいです.

―追記―
「天平の甍」(井上靖)を20年ぶりに読んだ.和上の登場シーンでは先日お会いした和上のお姿が思い浮かびます.
唐招提寺の勅額や,金堂の鴟尾も最後にでてきます.薄い本なので読んでから行くと和上との対面がいっそう感動的になると思います.(また行きたくなりました!)
(1/25)

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December 31, 2004

東京大仏(@乗蓮寺)

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きっと君は如来♪
ひとりきりの乗蓮寺♪
Silent night♪  Holy night♪

東京大仏 昭和52年建立 像高8m 重さ22トン
(東武東上線 下赤塚駅 徒歩15分)
(12月25日撮影)

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November 27, 2004

龍華寺の天平仏(神奈川県立金沢文庫)

文庫訪問第4弾.金沢文庫にいってきた.金沢文庫は鎌倉時代に北条実時により創設された.鎌倉幕府滅亡後は称名寺によって管理され,1990年から県立の歴史博物館になったそうな.
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金沢文庫では「龍華寺の天平仏」という特別展をおこなっている.

『横浜市金沢区の古刹として知られる龍華寺の菩薩坐像は、平成10年に新たに見出されたもので、脱活乾漆造(だつかつかんしつづくり)という、主に古代の仏像にみられる技法が使われ、またその様式も天平時代のそれを示すものです。この東国(関東地方)における新たな天平仏の発見は話題となり、横浜市指定有形文化財になりました。
 本展覧会は、その龍華寺像を中心に構成します。第一部では、発見後に行われた龍華寺像の復元修理過程を中心に、乾漆仏とは何かということを、その他の事例も交えながら紹介します。第二部では、天平仏という重要な作品が、なぜ龍華寺に伝来したかを、歴史資料とその他の霊宝・名宝を交えながら合わせて紹介します。(HPより引用)』

ボランティアの方の説明を聞いた.龍華寺の菩薩坐像はバラバラの状態で発見された.焼かれてしまうかもしれない状況だったらしい.しかし,教育委員会の人が価値を見抜き,復元されることになった.脱活乾漆造というのは土で原型を作り,その上に麻布をはり,漆を塗ってかため,その後で中の土をかき出してつくった中空の像だ.中に補強の木枠を入れる.この手法は手間がかかり,高価な漆を大量に使うので貴族の発注によるものだろうということであった.首をやや左に傾けている姿から,左に本尊があり,その脇侍ではなかろうかということであった.ボランティアの方は話し上手で,龍華寺の縁起など楽しく聞かせてもらった.

金沢文庫も他の文庫の例にもれず,静かで気持ちのいい場所であった.駅から少し離れた称名寺の境内にある.
(11/27)

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November 23, 2004

吉野・熊野・高野の名宝(世田谷美術館)

「吉野・熊野・高野の名宝」をみてきた.場所は世田谷美術館.「特別展 祈りの道」が主題らしいが,これだと何が展示されるのかわからないので,副題の「吉野・熊野・高野の名宝」が前面に出されている.「紀伊山地の霊場と参詣道」が今年7月にユネスコの世界遺産に登録されたことを記念する出開帳だ.
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最初の部屋に入ると,柱に隠れて見えないが,奥に身の丈4.5メートルの蔵王権現がいる.奥の部屋は天井が高くなっている.壁も床も白い.SF映画のセットのようだ.そこに蔵王権現がただ一人.展示されているというより,”居る”という感じ.蔵王権現の秘密基地に迷い込んだみたいだ.すごい異世界感覚!寺院のように秘密めいた闇の中にあるのではなく,白い部屋に蔵王権現が存在することで異世界感覚は科学的現実感すらともなう.電源を入れると起動するような気がしてくる.しばし蔵王権現ワールドを堪能した.

蔵王権現はどのような仏なのか調べてみた.蔵王権現は役行者(えんのぎょうじゃ 奈良時代)が金峯山で修行中に感得した仏だ.つまり仏典にはない日本オリジナルの仏だ.諸説あるが,「役行者が末法の時代にふさわしい仏を求めて祈ったところ,まず釈迦如来,次に千手観音,次に弥勒菩薩が現れたが,さらに強力な仏が良いと再び祈ると,大きな岩から(または炎の中から),忿怒相をした仏様の化身,蔵王権現があらわれた.」ということらしい.

修験道テーマパークに関する展示がまだまだ続く.しかし蔵王権現のインパクトが強すぎた.あとはあっさりと見終わった.(円空仏,木造神像,千手観音などが味わい深かった.) ボスキャラ(蔵王権現)は最後のほうがよかったのでは?

最後の部屋は奈良・和歌山の観光案内だった.不本意ながら”すごく行きたくなった”.吉野にもっと大きな蔵王権現がいるのだ!
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November 03, 2004

大円寺&五百羅漢寺(東京文化財ウィーク)

”東京文化財ウィークは、あなたの街の文化財に親しんでいただくための週間です。 東京都教育庁”

平成16年11月3日(水)~11月14日(日)が東京文化財ウィーク 2004で,特別公開やイベントがあるらしい.
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目黒区美術館の帰りに目黒にある五百羅漢寺と大円寺にいってきた.

五百羅漢寺の五百羅漢は江戸時代の作.536体のうち305体が現存する.本尊の釈迦如来は3mある.本堂は荘厳.都内にもこういう空間があるんだな.と感じた.

五百羅漢寺は目黒不動尊の隣にある.目黒不動尊も静かでいい感じだった.

大円寺の木造釈迦如来立像は重文.東京文化財ウィークの特別公開だ.ガラス越しに拝ませていただいた.柔和な表情でいらっしゃった.京都 清涼寺の本尊(国宝)を写した模刻で1193年につくられた.

東京文化財ウィークの文化財には緑のノボリが立っている.また,はがき大の解説カードが置いてあります.
(11/3)

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November 02, 2004

中国国宝展(東京国立博物館)

東京国立博物館で開催中の中国国宝展に行ってきた.土曜日の午後に見てきたのだが,えらく混んでいた.

10_31_1.JPEGまず,”混んでいた”理由について考えてみたい.

この展示は2部構成になっている.「考古学の新発見」と「仏教美術」だ.平成館入って左側が「考古学の新発見」で右側が「仏教美術」.それぞれ独立した展示である.

見学者の順路は「考古学の新発見」→「仏教美術」となっている.

今回の展示で一番混んでいたのは,「考古学の新発見」の第1室.最初の部屋だ.最近,気づいてきたのだが,”展覧会は最初が混雑する”.

理由を考えてみた.見学者が元気だから,しっかり見学する.解説までしっかり読むのだ.実際,展示の後半では疲れがでる.ぞんざいな見方をする人が多い.(自分も含めてだが・・・)

今回の中国国宝展の最初の部屋がとんでもない状態になっていたのには,他にも理由がある.第1室の中央は低い壁で区切られており,下図のように進む. 

そのため,狭いところを人の列が一列に進まなければならない.これでは列が進まない.

また,「考古学の新発見」には小さい展示品が多く,ひとつの展示品を1~3人でしか見られないというところにも無理があった.

「仏教美術」の部屋には,大きな展示品や柱状ケースでの展示が多く,スムースに見学できた.また,「考古学の新発見」で多くの人は疲れ果てていただろう.

ぼくは「仏教美術」を見学してから「考古学の新発見」を見学した.第1室(新石器時代~戦国時代)は空く気配もないので人の背中越しに見て回った.もっとゆっくり見たかったというのが正直な感想です.

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で,内容はというと,なかなかイイですぞ.

「仏教美術」では中国に仏教が伝わった後漢(2世紀)から北宋(11世紀)までの仏教アイテムが展示されている.古いものは素朴な感じが好きだが,仏像的にかっこいいのは唐の時代だ.唐・北宋になると工芸的にも優れたものが多く見ごたえがあった.

「鉄造弥勒如来倚像」はカッコイイ.立ち上がりそうな雰囲気がある.(なぜこれの絵葉書がない!)

「考古学の新発見」の内容もよかった.兵馬俑の「文官俑」・「兵士頭部」には色が残っている.表情もいい感じだ.(「大兵馬俑展」と比べてみたいところだ.)

「金糸婁玉衣」は前漢(前2世紀)のもの.遺体を覆った玉の衣.今回の目玉の一つだ.カッコイイ!
両目と乳首の部分だけ丸い板でできている.

「天王俑」や「女人俑」もよかった.

時代の流れを意識しながらゆっくりと見学したいところだ.ゆっくり見るには平日か開館直後かなあ.
(10/31)

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September 20, 2004

興福寺国宝展(芸大美術館)

 上野の芸大美術館で興福寺国宝展を見てきた.鎌倉時代の仏像がみどころ.
 会場は2階と3階に分かれており,2階を見てから3階に上がる.2階には大きな仏像以外のものが展示されている.
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 2階の展示で面白かったのは,「釈迦如来立像及び像内納入品」.像内納入品には,水晶で作った五重塔や枯葉に書かれた結縁文などがある.味わい深い.釈迦如来立像も立派だ.でも,どうして仏像の中に物を入れるのだろうか.やはりなにか魂を込めたかったのだろうか.
 「千手観音菩薩立像 像内納入品の毘沙門天印仏」(国宝)というのもあった.印仏はスタンプ.押しまくっている.展示は一部だが,全部で1066体(よく覚えていない)の毘沙門天がスタンプされて千手観音に納められていたらしい.手書きではなくスタンプっていうのがイイ感じだ.おそらくいろいろな人が押したのではないだろうか.
 また,経典の版木もあった.「春日版板木 成唯識論述記」.版木の文字はあまりすり減っておらず,今でも印刷できそうだ.
 2階には60cmほどの四天王立像もある.とてもきれいだ.武器は修復かもしれない.とてもカッコイイ.また「厨子入り吉祥天イ奇像」(いぞう:両足を前にたれて,台座に腰かけている仏像)はちょっと怖い感じでした.

 そして,建直しのときの出土品をみて,ビデオを見ながら休憩してから3階へ.

 3階は仏像ゾーン.国宝だらけ.まず入り口正面に運慶作「世親菩薩&無著菩薩」.お顔がリアルです.そして大きい.この二人はインドの僧侶で兄弟らしい.よく見るとお顔も似ている.なんとなく「おすぎとピーコ」が思い出された. 中央には大きな四天王.四天王に踏まれている邪鬼がおもしろい.(2階のビデオで解説してた.)奥に進むと教科書にでてる有名な「天燈鬼」「龍燈鬼」.「天燈鬼」の右腕の力,腰のバランスがカッコイイ.「龍燈鬼」の上目遣いも味わい深い.「天燈鬼」は9/27まで.
 そして一番奥にあるのが釈迦如来像頭部,右手,左手.今回,これに一番感動したかもしれない.壊れた仏像の頭部なのだが,なんとも慈悲深い感じなのだ.頭の螺髪がなくなり,頭皮が露出していたり釘だけ残っていたりする.首は縦に裂けて木目をさらしている.折れたことがわかる.しかし顔がいい.壊れたことなど関係なく慈悲深い感じなのだ.おそらく厚く漆を塗ってから金を貼ったのだろう.金は耳を残してほとんどはげてしまったが,下地の漆がいい茶色をしている.指を欠いた手もやさしそうな感じだ.

 今回は鎌倉時代のダイナミックな血管浮き出た彫刻やリアルな彫刻をたくさん見たので,最後にシンプルな釈迦如来に癒されたのかもしれない.(今日は疲れていたし・・・)
 他にも「金剛力士像」など国宝・重文目白押しでした.
(9/19)

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