龍華寺の天平仏(神奈川県立金沢文庫)
文庫訪問第4弾.金沢文庫にいってきた.金沢文庫は鎌倉時代に北条実時により創設された.鎌倉幕府滅亡後は称名寺によって管理され,1990年から県立の歴史博物館になったそうな.
金沢文庫では「龍華寺の天平仏」という特別展をおこなっている.
『横浜市金沢区の古刹として知られる龍華寺の菩薩坐像は、平成10年に新たに見出されたもので、脱活乾漆造(だつかつかんしつづくり)という、主に古代の仏像にみられる技法が使われ、またその様式も天平時代のそれを示すものです。この東国(関東地方)における新たな天平仏の発見は話題となり、横浜市指定有形文化財になりました。
本展覧会は、その龍華寺像を中心に構成します。第一部では、発見後に行われた龍華寺像の復元修理過程を中心に、乾漆仏とは何かということを、その他の事例も交えながら紹介します。第二部では、天平仏という重要な作品が、なぜ龍華寺に伝来したかを、歴史資料とその他の霊宝・名宝を交えながら合わせて紹介します。(HPより引用)』
ボランティアの方の説明を聞いた.龍華寺の菩薩坐像はバラバラの状態で発見された.焼かれてしまうかもしれない状況だったらしい.しかし,教育委員会の人が価値を見抜き,復元されることになった.脱活乾漆造というのは土で原型を作り,その上に麻布をはり,漆を塗ってかため,その後で中の土をかき出してつくった中空の像だ.中に補強の木枠を入れる.この手法は手間がかかり,高価な漆を大量に使うので貴族の発注によるものだろうということであった.首をやや左に傾けている姿から,左に本尊があり,その脇侍ではなかろうかということであった.ボランティアの方は話し上手で,龍華寺の縁起など楽しく聞かせてもらった.
金沢文庫も他の文庫の例にもれず,静かで気持ちのいい場所であった.駅から少し離れた称名寺の境内にある.
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