時計用小型工作機械の歴史(工業技術博物館)
”忙しい”という言葉は使いたくないのだが,気分が仕事モードに入っているので記事の更新に気が向かない.
しかし,週末にはそれなりに出歩いているので記録を残しておきたい.
11/12には日本工業大学内にある工業技術博物館に行ってきた.目的は第15回特別展「時計用小型工作機械の歴史」だ.時計用小型工作機械というと時計師が使う時計用の小型旋盤が思い浮かぶ.しかし,今回の展示は19世紀の時計師が使うような小型旋盤ではなく,20世紀に入って時計が量産されるようになった時代の機械だ.実際にセイコーの工場で使われていた機械を博物館が寄贈され今回の展示に至った.
量産するための機械といっても,オートメーションの時代よりは古く,職人のにおいのする機械ばかりで好印象だ.惜しむらくは,もう少し説明が欲しかった.いずれ博物館の常設展示となる場合には詳しい説明を期待したい.
工業技術博物館について書いておく.ここの常設展示は,工作機械が中心となっている.20世紀初頭の工場を再現した展示などは当時の産業のイメージをつかむうえでも参考になる.機械好き必見の博物館だ.そしてすばらしいのは,ほとんどの機械は”動く状態”で保存・展示されている.大きな博物館でもホコリのかぶった展示にガッカリすることがあるのに,ここは油の匂いも新鮮で,機械が生きている感じが伝わってくる.
博物館を経営する場合は集客が大事だが,こういう突き抜けたオーラを持つ博物館は人気がなくても(あるのかもしれないが・・・)応援したい.入場無料が申し訳ないほどだ.
明治時代の蒸気機関車も動体保存されている.ちょうどメンテナンス中だった.


