October 26, 2005

ジャン・プルーヴェ(D-秋葉原テンポラリー)

「ジャン・プルーヴェ 機械仕掛けのモダン・デザイン」をみてきた.会場はD-秋葉原テンポラリー.

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『来年オープン予定の「デザイン・ミュージアム秋葉原」(仮称)のプレイベントとし、秋葉原地区で廃校になった旧千代田区立練成中学校が、期間限定のミュージアム「D-秋葉原テンポラリー」に生まれ変わります。』(HPから)

ということで,廃校を利用したミュージアムだ.ジャン・プルーヴェ展は神奈川県立近代美術館で開催されたときに,行きたいと思っていた展示なので,この機会にいってきた.

D-秋葉原テンポラリーだが中学校そのままなので,とても懐かしい感じがした.狭く暗い廊下,低い天井,空調もない.教室を利用した展示室には黒板があり,黒板の上には教育の目標みたいな額も残っている.展示もなんだか学園祭のような趣きがある.

さて,ジャン・プルーヴェ(1901-1984)のデザインだが,デザインとしては実直で面白いが,現代の視点で見ると中途半端な気がする.

というのは,(現代の)工学的な視点で見ると合理性の面で物足りない.プルーヴェは形態のデザインは二次的な役割であると言っているようだが,形態主導で設計されているように感じられた.初期のデザインは初歩的な(定性的な)材料力学に基づいているような印象だ.現代の工学的な視点からみると頑丈すぎる(=あまり洗練されていない)設計だ.しかし,形態のデザインとしては美しいといえる.また,シェル構造を用いたデザインも,当時の時流に乗った,形態主導の設計に思える.そもそも,理論はあったが,今のように簡便なシミュレーション手段のない時代の話なのだが


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